未経験だけど経理になりたい!
でも、書類すらなかなか通らない・・・。私、本当に経理になれるのかな?
大前提として、未経験から経理になるのは難しいと言われています。
その理由は、経理は経験者が優遇される職種だからです。
私自身、これまで30社以上に応募しましたが、書類の通過率は10%もありませんでした。
この記事を読まれているあなたも、「面接にすらたどり着けない・・・」と悩んでいるのではないでしょうか?
でも、心配しないでください。
私は経理未経験でしたが、戦略的に転職活動をしていくことで希望の企業から内定をいただくことができました。
しかも、年収アップまで実現してしまったのです・・・!
この記事では、私が実践したことを6つのステップに分けて余すことなくお伝えします。
この記事の内容を最後まで実践すれば、未経験からでも経理の内定を獲得することができますよ!
★おりんごについて★
・25歳のときにITベンダーから経理に未経験転職
・簿記2級を取得してから転職活動開始
・新卒で入った企業を2年で退職。にもかかわらず年収UPを実現!
【未経験経理】内定獲得までの流れ
経理で内定を獲得するまでには、大きく6つのステップがあります。
- 【応募前】資格取得
- 【応募前】転職サイト・転職エージェントに登録
- 【応募前】職務経歴書・履歴書の準備
- 【応募前】応募する企業探し
- 【応募後】書類選考・適性検査
- 【応募後】面接対策
- STEP1【応募前】資格取得
日商簿記を取得しましょう。3級は必須、2級まで取得するのがおすすめです。
- STEP2【応募前】転職サイト・転職エージェントに登録
経理職の求人が豊富な転職サイトや転職エージェントに登録しましょう。
- STEP3【応募前】職務経歴書・履歴書の準備
簿記資格や経理と相性のよいスキルをアピールする書類を作りましょう。
- STEP4【応募前】応募する企業探し
未経験の場合は、どうしてもイヤな企業以外は積極的に応募していきましょう。
- STEP5【応募後】書類選考・適性検査受験
この期間に、最低限のWebテストの対策はしておきましょう。
- STEP6【応募後】面接対策
情報収集を欠かさず、しっかり準備して臨みましょう。
- 🚩内定
次の章から、それぞれのステップを具体的に紹介します。
ぜひこのまま読み進めていってくださいね!
STEP1 【応募前】資格取得
日商簿記3級/2級
未経験から経理になるために必要な資格は1つだけ。それが、日商簿記3級/2級です。
なぜなら、経理の求人のほとんどが『簿記3級/2級』や『経理の実務経験』を応募条件にしているからです。
つまり、未経験の場合は簿記資格を持っていることが応募の絶対条件になるので、必ず取得しましょう。
特に、応募可能な求人数が大幅に増える簿記2級の取得を目指すことをおすすめします。
MOS(Excel)やTOEICもある方が良いと聞くけど、本当に簿記だけでいいの?
簿記だけでOKです。
もちろん、持っていれば評価されるポイントにはなりますが、簿記があるならSTEP2以降に進んだ方が効率的に転職活動ができます。
代わりに、これまでの経験を振り返って経理に活かせそうなポイントを見つけておきましょう。
おすすめの簿記勉強方法
簿記の講座を受講することを強くおすすめします。
私は独学で約2年かけて簿記2級を取得しましたが、簿記の講座を活用すれば半年~1年で3級・2級のダブル合格を目指すことができます。
日商簿記試験を長年研究している講師に教わることで、試験のポイントを効率的に学ぶことができるからです。
私自身、簿記の講座にお金を払うのがもったいなく感じたので独学をしていましたが、今思えば資格取得に時間をかけることの方がもったいないことでした。
特に未経験転職の場合は年齢が若い方が有利なので、「時間を買う」つもりで簿記講座を受講し、なるべく早く簿記資格を取得することをおすすめします。
以下にいくつかの簿記講座を紹介します。オンラインで完結する資格スクールも多くあるため、まずは無料でお試し受講をしてみて、自分に合う講座を見つけてくださいね。
1 | 簿記検定通信講座 | 合格実績で選ぶならクレアール (crear-ac.co.jp) |
2 | 初月無料で経理の仕事に役立つ150以上の動画が学べるサイト【Accountant’s library】 |
3 | いつの時代にも求められる税務知識や日商簿記3,2級など経理に役立つ100講座が学べる動画サイト |
STEP2 【応募前】転職サイト・転職エージェントに登録
簿記が取得できたら、転職サイトや転職エージェントに登録します。
STEP2でのポイントは、転職サイトと転職エージェントを使い分けることです。
この章は、以下の5本立てで進めます。
- 転職サイトと転職エージェントの違い
- 転職サイト・転職エージェント共通でやるべきこと
- 転職サイトの活用方法
- 転職エージェントの活用方法
- おすすめの転職サイト・転職エージェント
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトは求人を掲載するWebサイトのことを指し、転職エージェントは求職者をサポートする企業や人のことを指します。転職サイトと転職エージェントが併用できるサービスもあります。
転職サイトと転職エージェントにはいくつかの違いがあります。
特徴 | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
求人数 | 多い | 限定的(非公開求人が多い) |
サポート | 少ない(自己管理) | 手厚い(キャリアアドバイザーの支援) |
応募のしやすさ | 自分で管理 | エージェントが代行 |
採用までのスピード | 自分のペース | 効率的で速い場合がある |
費用 | 基本無料 | 基本無料(企業がエージェントに支払う) |
サービス例 | リクナビNEXT マイナビ転職 duda* BizReach* | リクルートエージェント マイナビエージェント duda* BizReach* |
転職サイトは多くの企業が求人を掲載しているので、求人を見つけやすいのが特徴です。一方、転職エージェントは手厚いサポートを提供したり、非公開求人にアクセスできるなどのメリットがあります。
未経験転職の場合は、転職サイトと転職エージェントの違いを理解して使い分けることが重要です。
なぜなら、未経験OKの求人数が全体的に少ない分、戦略的に転職活動を進めなくては内定までなかなかたどり着けないからです。
転職サイト・転職エージェント共通でやるべきこと
転職サイト・転職エージェントに登録すると、まずは氏名や住所、職歴などの基本的な情報を登録するよう求められます。この時に、なるべく多くの情報を登録しましょう。特に、「希望職種:経理」は必ず登録しておきましょう。
基本情報から自己PRまで、登録が面倒に感じるかもしれませんが、しっかりと入力をしておくことで企業やエージェントに転職意欲を伝えることができます。
私は経理を希望職種として登録していたため、経理を募集している企業からのスカウトを受け取ることができ、そこから内定を得ることができました。
多くの転職サイトやエージェントに登録する必要はありません。しかし、登録したサイトやエージェントには、なるべく多くの情報を提供することで、チャンスを掴みやすくなります。
転職サイトの活用方法
転職サイトは、求人を検索し応募するために使います。
未経験で経理に転職する場合、転職エージェントより転職サイトを活用する方が、良い求人に出会える可能性が高いです。
なぜなら、経理は未経験OKの求人が少なく、転職エージェントが希望の求人を持っているとも限らないからです。転職エージェントに頼りきるより、転職サイトを使って自分で求人を探し、応募する方が転職活動をスムーズに進められるでしょう。
転職エージェントの活用方法
転職エージェントは、次のステップの職務経歴書の添削や、面接の練習で使うのがおすすめです。
転職エージェントは、求人掲載企業から人材紹介を依頼されており、独自の求人を持っている場合があります。転職エージェント経由で応募した求人に対しては、書類の添削や面接練習など手厚いサポートを受けられるので上手く活用することで内定に近づくことができます。
転職エージェントが気になる求人を持っているならば、積極的にコンタクトを取ってみましょう。こちらの希望をヒアリングした上で、他の求人も紹介してもらえますよ。
転職エージェントと話してみたけど、紹介された求人がどれもイマイチ・・・。
だけど、未経験で応募できる求人は少ないから、応募しておいた方がいい?
応募するのがおすすめです。理由は2つ。
①転職エージェントの書類添削や面接練習は、エージェント経由の求人でないと受けられないことが多いから
②選考の中で志望度が上がる可能性があるから
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おりんごは、転職サイトで希望の求人を探しながら、転職エージェントから紹介された求人にも応募していました。
最終的には転職エージェント経由ではない会社に転職しましたが、転職エージェントからのアドバイスが他社の面接でも活きたので、エージェント経由でも応募していくのがおすすめです。
おすすめの転職サイト・転職エージェント
多くの転職サイトやエージェントに登録する必要はありません。
経理に強く、好条件の求人が多いサービスを1~3つ選んで登録すればOKです。経理転職なら、以下の3つのサービスを使っていくと良いでしょう。
1 | 転職ならビズリーチ|選ばれた人だけのハイクラス転職サイト | 好条件の求人多数。未経験でも年収UPを狙うならビズリーチ一択。 |
2 | 経理の転職ならMS-Japan | 経理に強く、求人数が豊富。 |
3 | 第二新卒・20代の転職・求人情報【Re就活(リカツ)】 | 未経験OKの求人が多い。20代でのキャリアチェンジならここ。 |
私はビズリーチを使って、経理未経験ながら年収UPを実現しました。ビズリーチは現職の経験をしっかり企業にアピールできるので、経理に役立つスキルをアピールしながら転職活動をしていくことができます。
私も未経験だけど年収UPしたいな・・・。
でも、今までの経験で、経理に役立つスキルなんてあるのかな?
経理に役立つスキルはいろいろあります。
具体的にどんなスキルが役立つか、次の章でお話ししますね。
STEP3 【応募前】職務経歴書・履歴書の準備
続いて、職務経歴書と履歴書を作成します。
職務経歴書は、これまでのの職務経験や業績を詳細に説明するもので、履歴書は、基本的な個人情報、学歴、職歴を簡潔に伝えるものです。
履歴書は、記載内容が定型化されていることが多いです。一方、職務経歴書は一般的な雛形は存在するものの、履歴書ほど形式が決まっていません。そのため、職務経歴書の中で、経理に活かせるスキルをアピールしていくことが、未経験での経理転職成功につながります。
経理に活かせるスキルには、客観的に証明するもの(資格)と、面接の中でエピソードを語ることで証明するもの(経験)の2種類があります。
この章は、以下の2本立てで進めます。
- 経理に活かせる資格
- 経理に活かせる経験
経理に活かせる資格
経理に応募するにあたっては、簿記があればOKです。しかし、他にも特に以下の資格を持っている人は評価されやすいため、ぜひ職務経歴書・履歴書に記載しましょう。
なお、簿記を持っている方は以下の資格を取るより応募することを優先してくださいね。
- MOS Excel
- TOEIC(英検やTOEFLでも可)
- IT系資格(ITパスポート・基本情報技術者など)
経理の3種の神器は、Excel・英語・ITです。私はITベンダーからの転職だったので、IT系の資格をアピールしていました。
「経理未経験」の場合、「経験」では経理経験者に太刀打ちできないので、これらの資格を持っている方は職務経歴書で積極的にアピールしていきましょう。
私は、人事の目に留まりやすいよう、職務経歴書の一番最初に「資格」を書いていました。
こんな感じです。
ただし、これはあくまで資格を持っていればの話です。何度も言いますが、ExcelやTOEICの資格を持っていなくても、簿記を持っているならまずは応募しましょう。
簿記以外の資格を取るよりもまず応募することが、未経験から経理になる近道です。
経理に活かせる経験
経理に活かせる経験は、ずばり、コストを減らした経験です。経理職としての自己PRを書く際には、必ず「何らかのコストを減らした」ことを書くようにしましょう。
なぜなら、経理は売上を作る部門ではないからです。企業が利益を上げていくために必要な人材は、基本的に2種類に分かれます。①売上を作れる人 ②費用を減らせる人 のどちらかです。
経理が売上を作る部門ではない以上、経理に応募するのであれば、自分が後者の ②費用を減らせる人 であることが伝わるような経験を書くのがよいでしょう。例えば、以下のような経験が挙げられます。
- 日常の業務の中で無駄な作業を見つけて、その作業がなくなるように働きかけた経験
- 時間がかかる作業を効率化して、残業時間の削減につながった経験
- 人がやっていた作業をシステムに置き換え、ミスを減らした経験
私は、現状の業務をより効率化するためにITシステムを作った経験を自己PRにしていました。
しかし、実際に経理になってみて、日々のムダをなくしていくためにはITの知識と同じぐらい、コミュニケーションが大事だな・・・と痛感しています。
コミュニケーション力が強みだ、という方は、人との交渉を通して業務の無駄をなくしていった経験をアピールするのも良いと思います。
職務経歴書が完成したら、応募する前に転職エージェントに添削してもらうようにしましょう。
転職エージェントはこれまで何百人もの転職を支援してきた人が多く、「書類選考に通る職務経歴書」を熟知しています。
転職エージェントに作成した職務経歴書を見てもらい、プロ目線での意見をもらってブラッシュアップしていくことがおすすめです。
STEP4 【応募前】応募する企業探し
転職サイトを活用して希望の求人を探し、自分で応募していくうえでのポイントをご紹介します。
なお、転職エージェントから紹介された企業には、転職エージェント経由で応募していきましょう。
この章は、以下の3本立てで進めます。
- 一度に応募する企業数
- 条件を決める上での注意
- 内定可能性が高い企業
一度に応募する企業数
経理未経験なら、20~30社に応募しましょう。
転職活動では、書類通過して面接に進める企業が常に2社以上あることが望ましいです。経理未経験の場合、書類通過率が10%程度と言われているので、最低でも20社には応募しましょう。
ちなみに私の経験上、転職エージェント経由なら書類通過率は20%くらいでした。
経理の求人数がそもそも少ないから、20社も行きたい企業を見つけるのが難しい・・・。
次の「条件を決める上での注意」でもお話しますが、年収などの条件を絞りすぎているかもしれません。
もちろん、行きたいと思える企業だけに応募するのも一つの戦略ですが、転職活動が長期化してしまうリスクもあります。
応募する企業を20社見つけられない場合は、いったん、条件を見直してみるとよいでしょう。
条件を決める上での注意
未経験から経理になる場合は、絶対に譲れない条件を1~2つ決めて、残りは妥協する、ぐらいがちょうどよいです。
「年収500万円以上、年間休日120日以上、残業20時間以内・・・」と条件を絞るほど、求人数は少なくなります。また、条件の良い求人は競争倍率も高くなります。
そのため、条件を絞りすぎてしまうと、いつまでも経理になれず時間だけが過ぎていく、ということになってしまうかもしれません。
経理は経験があるほど転職もしやすいため、未経験から経理になる場合は、まず「経理になる」ことを最優先に考えましょう。
特に、以下に当てはまる方は条件を見直すことをおすすめします。
- 応募したい企業を20社見つけられない方
- 既に20~30社以上応募しているが、書類選考の通過率が10%以下の方
私は、未経験OKの求人なら、絶対にイヤな企業以外は応募するようにしていました。
経理は経験を積むほど転職しやすくなっていくので、まずは経理になって数年経験を積み、その次の転職で条件UPを狙う人も多くいますよ。
内定可能性が高い企業
転職サイトに登録していると、企業の方からスカウトが送られてくることがあります。
ほとんどの場合、現職と同じ職種でスカウトが来ることが多いのですが、転職サイトに「希望職種:経理」を登録していると、経理職でのスカウトが届く場合があります。
スカウトが来た場合、企業の方があなたに興味を持っているため、内定可能性が高いです。
面接に進むことができたら、「なぜ自分にスカウトを送ってくれたのか」を確認しましょう。企業が自分に期待していることを把握したうえで選考を進めれば、内定獲得は難しくありません。
私も企業からのスカウトがきっかけで面接を受け、内定を獲得しました!
STEP5 【応募後】書類選考・適性検査
書類選考
STEP3、STEP4で職務経歴書・履歴書を作成し、20~30社を選んで応募したら結果を待ちましょう。
しかし、未経験の場合の書類選考通過率は高いとは言えないため、STEP4の「応募する企業探し」は続けるようにしてください。
なかなか書類通過ができないと落ち込むこともあるかと思いますが、未経験ならそれが普通です。
書類で落とされたからと言って落ち込みすぎず、根気よく転職活動をしていきましょう。
適性検査
書類を提出後、企業によってはSPIなどの適性検査の受検を求められる場合があります。
適性検査受験の依頼があった場合、書類選考は通過した可能性が高いです。なぜなら、企業が候補者に適性検査を受けさせる場合、1人あたり数千円から1万円程度を負担しなければならないからです。
落とすつもりの候補者に、わざわざ適性検査を受けさせませんよね。
適性検査は、必ずしも満点を取る必要はありません。一定のラインを超えていれば、あとは面接の内容で判断されることがほとんどだからです。
そのため、効率よく適性検査の対策をして、面接の準備に時間を割くようにしましょう。
適性検査を受ける際には、まず受験する適性検査の形式や内容を理解することが重要です。以下の表に主要な適性検査の種類をまとめました。
適性検査の種類 | 説明 | 主な内容 |
---|---|---|
SPI(Synthetic Personality Inventory) | 総合的な適性検査で、多くの企業が採用している。 | 言語・非言語問題、性格検査 |
GAB(Graduate Aptitude Battery) | 主に金融・コンサル業界で使用される。 | 言語理解、計数理解、論理的思考、図形把握 |
CAB(Computer Aptitude Battery) | 主にIT業界や技術職で使用される。 | 数的処理、図形処理、論理的思考、プログラミング適性 |
玉手箱 | 総合的な適性検査で、多くの企業が採用している。 | 言語、数理、英語の問題 |
SHL(Saville and Holdsworth Ltd.) | 世界中で使用される適性検査で、多くの大手企業が採用している。 | 言語、数理、図形、性格検査、職務適性検査 |
これらの適性検査については、対策本が販売されていることが多いです。効率よく適性検査を突破するためにも、対策本を活用していきましょう。
経理職の場合、「SPI」か「玉手箱」の受検となることが多いです。私は以下の2冊で対策をしていました。
私はこの2冊をそれぞれ2周してからSPI・玉手箱を受験しました。
本番で解けなかった問題もありましたが、適性検査で落ちることはありませんでした。
これらの本以外で適性検査の対策はしていないので、優良な対策本だと思います。
STEP6 【応募後】面接対策
無事、書類選考・適性検査を突破したらいよいよ面接です。面接の回数は企業によって違いますが、2~3回のことが多いです。
面接は準備が命です。
なぜなら、どの企業であっても面接の流れや聞かれる質問は大きく変わらないからです。
つまり、面接の流れを理解し、きちんと準備して臨めば(確実に内定、とまでは言えないものの)良い結果につながる可能性が高まります。
面接の準備としてやるべきことは、以下の6つです。順に説明していきます。
- HPの確認
- 聞かれる質問に対する回答準備
- 逆質問の準備
- Web面接のリンク先や面接会場の確認
- 気持ちを落ち着かせる
- 【おまけ】年収アップのコツ
HPの確認
面接が決まったら、まずするべきことは企業のHPの確認です。
企業の理念や事業内容、最新のニュースを把握することで、面接時に適切な質問や回答ができる準備が整います。
特に、未経験で経理に転職する場合は、応募先企業の財務諸表を確認しておきましょう。
聞かれる質問に対する回答準備
次に、面接で聞かれる定番の質問に対する回答を準備しましょう。
どの企業であっても、聞かれる質問は大きく変わりません。そのため、最低でも以下の10個の質問に対して自分なりの回答を用意しておき、話す練習をしておくと良いでしょう。
- 転職理由を教えてください。
- 経理に興味を持った理由を教えてください。
- これまでの職務経歴について、詳しく教えてください。
- 当社を志望する理由を教えてください。
- 学生時代の就職活動で、1社目を選んだ理由を教えてください。
- (第二新卒の場合)学生時代に力を入れたことを教えてください。
- あなたの長所と改善点を教えてください。
- どのような環境で(もしくはどのような人と一緒に)働きたいですか。
- あなたは当社にどのような貢献をすることができますか。
- あなたの5年後、10年後のキャリアプランを教えてください。
私は、IT系から経理への転職だったからか、
「仕事の進め方として、スピードとクオリティのどちらを重視しますか?」という質問をされたことが印象的でした。
おそらく面接官は、経理はきっちり財務諸表を作ってから公開するのに対し、ITシステムは「作る→改善する」を繰り返すため、仕事の進め方にミスマッチが生じることを懸念して質問をしたのだと思います。
そのため、今の仕事と経理では働き方に差があるかも、と思われる方は、その差を理解した上で、経理の働き方に合わせていけることを説明できるようにしておくことがおすすめです。
逆質問の準備
面接の回答とあわせて準備しておきたいことは、逆質問です。
大体の面接で、面接時間の最後に10~20分ほど、候補者から面接官へ質問する時間を設けられる場合が多いです。
この逆質問の時間は、企業への関心を伝えられるチャンスです。以下に、逆質問で聞くとよいこと・聞かない方がよいことをまとめました。
聞くとよいこと
- このポジションで採用する人に期待していること
- 自分が採用された場合に、最初の3か月で達成するべきこと
- 経理部門の、現在の目標や課題
- 経理部門で活躍している人の共通点
- 財務諸表を見ての疑問点
聞かない方がよいこと
- HPを読めばわかること
- 残業時間や福利厚生
逆質問の時間は、言わば、候補者が、企業に自分自身をPRする時間です。
興味や熱意が感じられる質問を心掛けましょう。また、残業時間や福利厚生については、面接中には聞かず、内定後に確認するのがおすすめです。
私は、面接日の2日前までに逆質問で聞きたいことを共有するようにしていました。
事前に準備をしておくことで、企業側に志望度の高さを伝えられるからです。
Web面接のリンク先や面接会場の確認
当日に慌てないよう、オンラインの場合はWeb面接のリンク、対面面接の場合は会場への行き方を確認しておきましょう。
当日の緊急連絡先なども念のため確認しておくと、安心して面接日を迎えられます。
対面面接の場合は、遅くとも20分前には会社に到着し、受付を済ませるようにしましょう。
気持ちを落ち着かせる
しっかりと面接対策をしてきたあなたなら、落ち着いて話せば大丈夫です。
面接では、焦らず、普段よりもゆっくりめのスピードで話すことを心がけましょう。
私は、Web面接の場合、PC画面の端に回答のメモを貼っておくことで「ちゃんと答えられるかな?」という不安を軽減していました。
【おまけ】年収アップのコツ
私は未経験転職ながら、年収UPを実現しました。
ここでは私が、高評価につながったと自分で思う行動を3つ紹介します。転職で年収を上げたい方は、参考にしてみてください。
- 即レス
- 企業からのチャットやメールには、1日以内に返信していました。
- メールの場合、送信予約機能を使って夜確認したものを朝送るようにしていました。
- 質問の事前共有
- 面接で聞きたい逆質問は、面接日の2日前までに企業に共有していました。
- 成長意欲
- 逆質問では、残業時間や福利厚生よりも、業務内容やジョブローテーションなど自分の成長につながることを聞いていました。
応募先企業があなたを「絶対に採用したい!」と思えば、高い年収でオファーを出してくれます。
応募先企業にとって魅力的なあなたの一面を全面に押し出して、年収UPを勝ち取ってください!
【まとめ】各STEPで戦略的に行動すれば、未経験でも経理になれる!
未経験から経理になるのは、簡単ではありません。
しかし、転職活動の6つのSTEPごとに、戦略的に行動すれば、絶対に経理になれます。
以下を参考に、転職活動を進めてみてください。
私は上記の方法で、経理の内定を獲得し、年収アップも実現することができました。
ぜひ本記事を読み返しながら転職活動を進めてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。